2012年介護保険法改正 【1.医療と介護の連携の強化】

2012年3月21日 株式会社ヘルスケア

こんにちわ
だんだんと暖かくなり、桜のつぼみも
あとひと踏ん張りというところまで来ていて
春を感じさせます


さて2012年4月から新しい介護保険制度がスタートします


改正の主なポイントは次の6つの柱で構成されています

1. 医療と介護の連携の強化等
  (1) 24時間対応の定期巡回・随時対応型サービスを創設
  (2) 複合型サービスを創設
  (3) 介護予防・日常生活支援総合事業について
2. 介護人材の確保とサービスの質の向上
3. 高齢者の住まいの整備等
4. 認知症対策の推進
5. 保険者による主体的な取り組みの推進
6. 保険料の上昇の緩和

今回はブログは 1.医療と介護の連携の強化についてご説明します
なお、現在、位置づけや詳しい内容については、社会保障審議会介護給付費分科会
で議論されていますそして、そこでの検討を経てから具体的な内容が決定されます


ー.24時間対応の定期巡回・臨時対応型サービスを創設。
重度者を始めとした要介護高齢者の在宅生活を支えるため、日中・夜間を通じて、
訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、短時間の定期巡回訪問と随時の対応
を行う「定期巡回・随時対応サービス」が創設されます。

・ 訪問介護と訪問看護が一体的、又は密接に連携しながら、短時間の定期巡回型
  訪問を行なう。
・ 一つの事業所から訪問介護・訪問看護を一体的に提供する、又は外部の訪問看護
  事業所と密接な連携を図って訪問介護を実施するなど、訪問介護と訪問看護の
  密接な連携を図りつつ実施する。
・ 地域密着型サービスとして位置付け、市町村(保険者)主体となって、圏域ごとに
  サービスを整備するようにする

これにより利用者の24時間のバックアップ体制ができあがります


ー.複合型サービスを新設
定期巡回・臨時対応サービスと同じ地域密着型サービスの一つとして、通院と
訪問看護を組み合わせたサービスの提供を一つの事業所で行いやすくするための
複合型サービスが創設されます

小規模多機能型居宅介護サービスと訪問看護を一体として提供する複合型事業所を
創設することで、要介護者への医療連携体制を持つワンストップ・サービス提供型の
事業所を育てようとするものです


これまでの小規模多機能型サービスは認知症など重度の要介護者が増加する昨今、
在宅での生活に事業所への「通い」や「泊まり」などを組み合わせた柔軟性の高い
サービスとして、今後さらなる普及が期待されているようです

これまでは別々の事業所から別々にサービスが提供されるということもあり、
利用者側にとっては必ずしも使い勝手がよくない面がありました
これらを複合サービスとして一つの事業所から提供できるよう、制度面から後押し
することによって、サービスを使いやすくするものになります

ー.介護予防・日常生活支援総合事業について 
市町村の判断により、要支援者・介護予防事業対象者向けの介護予防・日常生活支援
のためのサービスを総合的に実施できる制度が創設されます。事業を導入した市町村
においては、市町村・地域包括支援センターが、利用者の状態像や意向に応じて、
予防給付で対応するのか、新たな総合サービスを利用するのかを判断するようになります

この事業は、ケアマネジメント、介護予防、生活支援の実施を必須条件に、市町村が
地域の実情に合わせて介護保険の予防給付としての家事援助や機能訓練などと
保険外サービスとしての見守り・配食サービスを組み合わせて提供できる制度です

これにより、地域実情を踏まえたキメ細かな取組が可能となりますが、この事業
(予防給付、配食、見守り)の導入は、市町村で判断することになることから、
市町村は、今まで以上に地域のニーズを的確に把握しておくことが大切となるようです


この法改正によって、利用者個々の細かい身体状況に対応できるサービスや
利用者のニーズにますます応えることが可能になってくると思います